社会への取組み
基本方針
本投資法人及び本資産運用会社では、投資主、ホテル利用者(ゲスト)、ホテル賃借人・ホテル運営者・PM会社等の取引先、地域コミュニティ、本資産運用会社役職員等のステークホルダーの皆様と良好な関係を構築し、それぞれから期待される社会的責任を果たしてまいります。
投資主に向けた取組み
●積極的なIR活動
| 投資主総会及び投資主に向けた運用報告会 | 2年に1回 |
| 機関投資家向け決算説明 | 年2回(中間決算を含む) |
その他、国内外での投資家向けコンファレンスに積極的に参加しています。
●積極的な情報開示
様々なコミュニケーションツール(決算説明資料、資産運用報告、プレスリリース等)を利用し、積極的な情報開示を行っています。
また、月に1回、主要な保有ホテルの業績についてプレスリリースによる開示を行っています。
地域コミュニティに向けた取組み・地域の活性化への貢献(ホテル賃借人等と協働)
地域共創(コ・クリエーション)
本投資法人の戦略的オペレーターである株式会社ホテルマネージメントジャパン(HMJ)においては、地域と一体となって価値ある体験をともに創造する「地域共創(コ・クリエーション)」戦略に注力しています。
神戸メリケンパークオリエンタルホテル
「地域共創(コ・クリエーション)」の取組みの一環として、神戸メリケンパークオリエンタルホテルにおいては、地元・神戸の企業と共同開発したホテルのオリジナル商品を販売しています。商品のために開発された皮革素材「神戸レザー」は、これまで活用されずに廃棄されていた神戸牛の原皮を再利用しており、サステナブルな新素材としても注目されています。HMJは、地域の企業や人々と協力しながら、神戸の魅力と価値を生かした商品開発を行い、地域全体の活性化にも貢献しています。
沖縄ハーバービューホテル
「地域共創(コ・クリエーション)」の取組みの⼀環として、沖縄ハーバービューホテルでは地元企業との協働を通じて地域の魅⼒発信に取り組んでいます。2024年及び2025年には、株式会社ローソン沖縄と連携し、ホテル監修の商品を複数回にわたり展開し、沖縄ならではの⾷材や味わいを⽣かした商品を提供しました。
また、2025年には沖縄セルラーアグリ&マルシェ株式会社と協働し、沖縄県産いちごや多良間島産の⿊糖を使⽤したコラボパウンドケーキを開発しました。これら商品は、ECサイト及びホテルで販売しています。
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<ホテル監修商品を販売>
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<コラボ商品を展開>
地産地消への取組み
複数のホテルでは、朝食メニューに地元の食材を取り入れ、地産地消を推進しています。地域の特産品を提供することにより、地域活性化や地元の食材の消費拡大に貢献しています。
沖縄ハーバービューホテルでは、レストランや宴会で提供する食材の約30%に地元・沖縄産の食材を取り入れています。もずくや紅芋、スターフルーツや島ニンジンなど、沖縄ならではの食材を活用し、地域の魅力を感じていただける料理を提供しています。
沖縄ハーバービューホテル地域コミュニティとの繋がり
オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ
2017年より、学習支援やお弁当容器の寄付、お弁当の無償提供などのボランティア活動を行っています。また、沖縄県名護市の「名護こども食堂」の活動支援も積極的に行っており、同ホテルのレストランやラウンジで使用できるランチ券の寄付や、子ども食堂の活動を支援する学生が県外から沖縄へ来る際の宿泊場所の提供を行っています。
さらに、同ホテルでは夏休み期間中のご宿泊のお子様を対象に、ホテルにインターンシップ中の国立大学法人 東京学芸大学の学生による、夏休みの宿題サポートと沖縄の伝統が学べるワークショップを開催しています。

ホテル日航アリビラ
よみたんまつり、沖縄伝統行事(職域ハーリー)、ビーチクリーン、平和教育(ガマと呼ばれる自然洞窟の清掃活動)などの地域イベントに積極的に参加しています。
年3回発行する季刊誌では、地域のトピックスや体験メニューなども積極的に紹介し、ホテルのみならず村内で過ごす旅の提案を行っています。
ヒルトン東京お台場
環境マネジメント活動ならびに社会貢献の一環として東京臨海副都心まちづくり協議会が主催する「花と緑のフラワーフェスタ チューリップの球根植え」や清掃活動にスタッフが参加しています。また、使用済古紙をアップサイクルして作ったメモパッドを地域の小中学校へ寄贈しています。

オリエンタルホテル東京ベイ
千葉県浦安市が進めている産後ケア事業に協⼒しています。ホテルの客室という⾮⽇常の空間を活⽤し、産後間もないお⺟さんや⾚ちゃんが⼼⾝ともにゆったりと過ごしながら、安⼼してサポートを受けていただける場を提供しています。

ホテル日航アリビラの「おきなわSDGsパートナー」登録
ホテル日航アリビラ
「おきなわSDGsパートナー」とは、沖縄県民に向けたSDGsの普及活動を行う企業・団体を認定する沖縄県の登録制度です。ホテル日航アリビラではSDGsの達成に向けた各種取組みを行っており、2022年5月より「おきなわSDGsパートナー」に登録されています。
取組みの詳細は以下ホテルのウェブサイトをご参照ください。
https://www.alivila.co.jp/topics/98/
<取組みの一部抜粋>
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海側サーチライトの消灯(2006年~)
夜間に産卵・孵化するウミガメや、その他の夜行性の生物に配慮し、海側のサーチライトを消灯。また、お客様の安全確保のためビーチにフットライトを新設 -
グリーン電力の利用(2006年~)
ホテルで開催されるイルミネーションイベント「パティオイルミネーション」における電力を、太陽光・風力・バイオマスなど自然の循環の中で生まれるエネルギーであるグリーン電力を購入し開催 -
エコ花火の打ち上げ(2008年~)
燃焼後の残骸の体積が減り自然分解を促進する原料で作られた花火を打ち上げ - 食品残渣(ざんさ)の飼料化
- 女性が働きやすい環境整備の取組み
- 国内外からのインターンシップ生の受入れ、外国籍スタッフ及び障がい者雇用

沖縄ハーバービューホテル
沖縄ハーバービューホテルではSDGsの達成に向けた各種取組みを⾏っており、2021年5⽉より「おきなわSDGsパートナー」に登録されています。
取組みの詳細は以下ホテルのウェブサイトをご参照ください。
https://oka-hvh.com/sdgs/
<取組みの一部抜粋>
- 客室アメニティに⽣物由来のバイオマス製品を使⽤
- ルームキーを環境に配慮した⽊製カードキーへ変更
- 清掃活動への参加
- 国内外からのインターンシップ⽣の受⼊れ、外国籍スタッフ及び障がい者雇⽤
- かりゆしウェアの普及と循環型経済(サーキュラーエコノミー)の取り組みをしている県内企業と連携

景観資源を守る取組み
沖縄ハーバービューホテルのシンボルである「がじゅまる」は、玉城城跡から移植された、樹齢200年を誇る老木です。ホテルの守り神として正面にそびえ立ち、ホテルゲストを迎える存在として親しまれています。
2011年には、歴史的・景観的価値が評価され、那覇市より都市景観資源指定物件(指定番号54)として指定されました。
2025年には、がじゅまるの樹の保全に十分配慮した上で、大規模改装工事を実施しました。
災害に対する支援
本資産運用会社は、地域と共生するホテルの資産運用会社として、救援活動や被災地の復旧活動に役立てていただくため、これまでに、以下の災害にかかる義援金の協力を行っています。
- 平成28年熊本地震(2016年4月14日発生)
- 令和6年能登半島地震(2024年1月1日発生)
- 令和8年熊本地震(2026年7月28日発生)
従業員に向けた取組み
本資産運用会社は、高度な専門性を維持し安定した資産運用を継続するためには、モチベーションの高い優秀な人材が長期にわたりパフォーマンスを発揮できる会社であるべきと考えています。優秀な人材がクオリティーの向上に向けて高いモチベーションを保ち中長期に働くインセンティブを持てるよう働きやすく魅力的な職場環境を提供し、継続的に専門的教育・研修の機会を提供しています。
人材育成への取組み
本資産運用会社では、人材は最大の財産であると考え、従業員一人ひとりが個性を生かしながら働くことを通じて成長し、自己実現できるよう様々な育成プログラムを整備することで従業員のキャリア開発を支援しています。
●人材育成(専門能力開発)
REIT・不動産運用のプロフェッショナルを育成することを目的として、全役職員を対象に「不動産証券化協会認定マスター(ARES Certified Master)」(不動産と金融分野の実践的な専門知識を体系的に学ぶことができる教育プログラム)等の専門的資格の取得を推奨支援し、年間を通じて実務知識や業界動向、法令等への対応に関する研修・セミナーへの参加について会社が費用を全額負担しています。
資格保有者状況(2025年12月31日時点)
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16名 |
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3名 |
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1名 |
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2名 |
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13名 |
●人材育成(一般能力開発)
従業員が担当職務を遂行するために必要な専門的知識の習得や資格の取得、スキルアップを目指す努力を支援するため、全従業員を対象に外部研修機関が実施する研修プログラムを提供しているほか、カフェテリアプランを活用した自己啓発のための費用の支援を行っています。
●人材育成(リーダー等育成)
次世代経営層やリーダー育成を図るために各階層に求められる能力・スキルの修得等を目的とした各種研修を随時実施しています。
<実施事例>
| 分類 | テーマ | 対象 | 実施時期 |
|---|---|---|---|
| 社員講師による研修 | JHRの成⻑ヒストリー | 希望者 | 2025年8⽉ |
| リートのIPO | 全従業員 | 2025年9⽉ | |
| テーマ別研修 | ⽣成AI導⼊ | 全従業員 | 2025年4⽉ |
| 情報セキュリティ研修 | 情報セキュリティ | 全従業員 | 2025年4⽉・12⽉ |
従業員の健康と快適性への取組み
本資産運用会社では、従業員の心身の健康や快適な職場環境づくりを目的として、心身の健康を高める取組みやワークライフバランスの促進、働きがい向上への取組みを推進しています。
●衛生委員会の設置
労働安全衛生法上では設置が義務付けられていない職場規模ではあるものの、従業員の労働衛生の水準の向上並びに健康の保持・促進を図るため、衛生委員会を設置しています。毎月開催される委員会においては、全従業員の労務状況、職場環境の快適性並びに安全性の確認等を行い、開催後には産業医によるアドバイスを全従業員へ配信しています。
●定期健康診断、インフルエンザ予防接種等の奨励
原則として全役職員に対して、年1回の定期健康診断・人間ドックのほか、インフルエンザ予防接種に係る費用を補助し、受診・接種を奨励しています。また、メンタルヘルスケアについて、希望者が産業医と随時面談できる体制を整備しています。
●従業員相談窓口の設置
法令違反行為、不正行為、ハラスメント行為等の未然防止、早期発見及び是正を図り、コンプライアンス経営の強化と従業員の人権保護を目的として、全従業員に適用される内部通報規則を設け、コンプライアンス室を内部窓口、社外弁護士を外部窓口とした従業員相談窓口を設置しています。利用者は匿名にて相談できます。
●人権配慮・多様性と機会均等
社内規程により、人種、宗教、性別、年齢、出身、国籍等による差別行為を行わないことを定めています。コンプライアンス研修等を通じて、様々な考え方や価値観を尊重し、差別やハラスメントを排除するための啓発活動を推進しています。
●シニア人材が活躍できる環境の整備
継続雇用を希望する60歳以上の従業員を対象とした「再雇用制度」を導入しています。シニア人材が定年後も業務経験や知識等を生かして引き続き活躍できる労働環境を整備しています。
●オフィス環境の整備
従業員同士のコミュニケーションを促進するためオフィス内の共有スペースを充実させ、従業員一人ひとりが休息できるスペースも確保しています。また、良質な空気質を維持するため外部専門業者に定期的な空気清浄メンテナンスを委託するなど、快適な職場環境の整備に取り組んでいます。
●年金制度・職場積立NISA制度
将来の資産形成と退職後の生活基盤充実のため、確定拠出年金制度(401k)に加えて確定給付年金制度等を導入しています。
さらに、投資主と同じ立場で、中長期的な投資主価値向上に対するモチベーションを役職員が維持することなどを目的として、全役職員を対象に、個人の拠出金に対して会社から一定割合の奨励金を拠出する職場積立NISA制度等を導入し、インサイダー情報に留意しつつ役職員による本制度を通じた本投資法人の投資口の取得も可能としています。
●各種福利厚生の整備(全役職員を対象とした制度)
- 病気休暇 ※年次有給休暇とは別に取得可能な休暇
- 永年勤続報奨制度
- 慶弔見舞金制度
- 福利厚生サービス提供会社との提携
- フレックス勤務制度 ほか
●従業員の健康管理
健康経営を実現するための施策として、2024年5月より従業員各個人の健康管理を兼ねた月次サーベイを実施しており、調査結果とともにセルフケアに役立つコンテンツ等を提供しています。
従業員とのコミュニケーション
本資産運用会社では、経営者層と従業員が双方向で働き方などについて意見交換を行い、働きがいの創出や働きやすさの更なる向上に向けて取り組んでいます。
●従業員満足度調査の実施
経営者層と従業員のより良好な関係を構築していくために、全従業員を対象とした従業員満足度調査を年1回(3年に1回は外部機関による調査)実施しています。この調査結果に基づいて改善策を検討・実施するとともに、ワークショップにおける従業員からの改善提案の活用など、経営者層と従業員間の双方向のコミュニケーションにより、より良い会社づくりを目指しています。
<直近の回答率>
- 2024年度 80%
- 2025年度 100%
<調査結果を踏まえた対応例>
- ⽣成AIの導⼊による業務の効率化推進
- 職場積⽴NISAの運⽤⾒直しによる資産形成⽀援
- 執務エリアの拡張による快適性・⽣産性の向上
- 懇親イベントの実施と⽀援制度の整備による交流活性化 ほか
●目標管理と人事評価プロセス
期初に従業員が設定した目標や期中のパフォーマンスについて、上司と部下が日常からコミュニケーションをとりながら状況を確認し、期末には目標の達成度や業績・発揮能力の確認、フォロー面談を実施します。面談を通じて改善課題を共有し、次のステップへの移行を目指して意見交換を行い、次年度及び中長期の目標を設定するPDCAプロセスを制度化し、従業員の能力開発を図っています。また、本プロセスにおいて全従業員がESGに関する目標を設定し、目標管理と取組状況の確認・評価を実施しています。本プロセスに基づき、従業員の適正な人事評価を実施し、従業員の適正な処遇や配置等を行います。また、人事評価は、原則として全従業員に支給される年度末賞与や翌年度の給与額に反映されます。
●経営者との個別面談の実施
従業員一人ひとりの業務内容、キャリアデザイン、職場に関する悩みなどについて相談・意見交換できる場として、経営者による全従業員との個別面談を年に一回実施しています。経営者は従業員の声を聞き、各従業員の自己実現の支援やより働きやすい環境づくりを目指すための参考としています。
従業員の基本データ
本資産運用会社における従業員の基本データは以下のとおりです。
●従業員関連データ(各年度末時点)(注1)
1. 従業員基本データ
| 項目 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 従業員数 | 49人 | 50人 | 49人 | ||||
| 男女数(比率) | 男 | 36人 | 73% | 38人 | 76% | 38人 | 78% |
| 女 | 13人 | 27% | 12人 | 24% | 11人 | 22% | |
| 平均勤続年数 | 4年12か月 | 5年3か月 | 6年1か月 | ||||
| 出向者数(注2) | 1人 | 0人 | 0人 | ||||
2. ダイバーシティーの推進
| 項目 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 役員数(注3) | 7人 | 6人 | 7人 | ||||
| 男女数(比率) | 男 | 6人 | 86% | 4人 | 67% | 5人 | 71% |
| 女 | 1人 | 14% | 2人 | 33% | 2人 | 29% | |
| 管理職数(担当部長・副部長以上) | 14人 | 14人 | 12人 | ||||
| 男女数(比率) | 男 | 11人 | 79% | 11人 | 79% | 9人 | 75% |
| 女 | 3人 | 21% | 3人 | 21% | 3人 | 25% | |
| 60歳以上従業員数 | 1人 | 0人 | 0人 | ||||
3. 従業員の健康と安全等
| 項目 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|
| 有給休暇消化率(注4) | 65% | 68% | 74% |
| 衛生委員会開催数 | 12回 | 9回 | 10回 |
| 産業医面談者数 | 6人 | 17人 | 16人 |
| 育児休暇取得者数 | 0人 | 0人 | 1人 |
| (うち男性育児休暇取得者数) | 0人 | 0人 | 1人 |
| 介護休暇取得者数 | 0人 | 0人 | 0人 |
| 労働災害事故件数 | 0件 | 0件 | 0件 |
| (注1) | 代表取締役、非常勤取締役・監査役を除きます。 |
|---|---|
| (注2) | 研修等を目的とした受入出向であり、スポンサー関係者からの出向ではありません。 |
| (注3) | 代表取締役、非常勤取締役・監査役を含みます。 |
| (注4) | 途中入社を除きます。 |
