証券コード:8985
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ご挨拶

執行役員 増田 要

平素は、ジャパン・ホテル・リート投資法人及びその資産運用会社であるジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ株式会社に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、第24期(2023年1月1日~2023年12月31日)の決算が終了いたしましたので、当期の運用状況と決算の内容につきましてご報告申し上げます。

2023年は、コロナ禍からの脱却と社会経済活動の正常化に向けた動きが大きく進展し、国内レジャー需要は年間を通して底堅く推移しました。また、年間のインバウンド数は、コロナ禍前の2019年同期比約8割弱の水準まで回復し、特に第4四半期は2019年を超えるインバウンド数となりました。ホテルマーケットは、国内外の旺盛な宿泊需要に支えられ、多くのホテルで客室単価が2019年を超える上昇を見せるなど、順調に回復しています。
本投資法人は、このようなホテルマーケットを背景に、コロナ禍以降慎重な姿勢をとっていた物件取得を再開し、2023年1月に「雨庵 金沢」、3月に「相鉄フレッサイン 新橋烏森口」を、手元資金を活用して購入しました。更に、9月にはコロナ禍以降初となる公募増資を行い、「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」、「オリエンタルホテル京都 六条」及び「ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡中洲川端」の3物件を取得しました。12月には、全額借入金にて「ホテルJALシティ関内 横浜」を取得し、2023年は合計6物件、取得価格で333億円の物件取得を行いました。宿泊需要の拡大が期待できる地域に所在する競争力の高いホテルを取得したことにより、本投資法人のポートフォリオの質の向上が図られたと考えています。
また、内部成長として引き続き、各ホテルの賃借人及びオペレーターと緊密にコミュニケーションを取り、高単価販売戦略による収益向上を図りました。さらに、運営コストの削減のための施策等にも継続して取組み、利益率の向上に努めました。
その結果、当期の業績は、営業収益26,574百万円、経常利益13,135百万円、当期純利益13,134百万円となり、1口当たりの分配金を3,015円といたしました。

今後、ホテルマーケットは、堅調な国内需要及び旺盛なインバウンド需要によって、コロナ禍の影響を脱し、成長局面に入ると本投資法人は考えています。本投資法人は、好調なホテルマーケットにおいて積極的に需要獲得に努め、収益の最大化を目指します。

本投資法人は、資産運用会社であるジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ株式会社と共に、これまでに培った高い専門性やノウハウを生かして本投資法人のさらなる成長と魅力の向上に全力で取り組んでまいります。
投資主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。